始動手順
作業現場のチェックと準備が整ったら(「作業場の準備」参照)作業を開始することができます。安全上の指示(ユーザーマニュアルを含む)に従ってください。
-
ステップ 1/15: チェンブレーキをかけます
チェンソーを始動する前に、ハンドガードを前に押し、チェンブレーキをかけてください。
-
ステップ 2/15: ガイドバーカバーの取り外し
チェンソーを始動する前に、必ずガイドバーカバーを取り外してください。
-
ステップ 3/15: デコンプレッションバルブを押します(装備モデルのみ)
ご使用のチェンソーにデコンプレッションバルブがある場合は、ここでバルブを押してください。これにより、チェンソーのエンジンが始動しやすくなります。
-
ステップ 4/15: 燃料ポンプを押します(装備モデルのみ)
ご使用のチェンソーに燃料ポンプがある場合は、何度か押してください。これにより、エンジンが始動しやすくなり、スターターロープを引く回数を減らすことができます。
-
ステップ 5/15: スライドコントロールをチョークの位置にセットします
スライドコントロールをチョークの位置にセットします。まずスロットルトリガーインターロックを押し、スロットルトリガーを絞った後、スライドコントロールを完全に押し下げます。
-
ステップ 6/15: チェンソーを地面に置きます
チェンソーを始動するには、まず平らな面に置いて、バーとチェンは地面に触れないように気をつけてください。さもないと、チェンの切れ味が悪くなったり、不慮の事故が発生するリスクが高くなります。
-
ステップ 7/15: チェンソーを両手で保持します
地面の上でチェンソーを両手で保持します。左手でフロントハンドルを握り、右手でスターターロープを掴みます。右足のつま先をリアハンドルにかけ、機械を安定させます。
-
ステップ 8/15: スターターロープを引きます。
抵抗を感じるまで、右手でスターターロープをゆっくりと引きます。次に、エンジンが初爆するまで、何度か勢いよくスターターロープを引きます(ロープがファンハウジングをこすることのないように、できるだけまっすぐ上に引きます)。落とし掛けは行わないでください!
-
ステップ 9/15: エンジンの初爆とハーフスロットルの設定
エンジンは一時的に始動しますが、すぐにまた停止します。スライドコントロールを次の位置(ハーフスロットル位置)に動かして、チョークを戻してください。
-
ステップ 10/15: 再度スターターロープを引きます
エンジンが始動するまで、再度、スターターロープを引きます。
-
ステップ 11/15: 人差し指でスロットルトリガーをすばやく握って放します
エンジンが始動し、運転しだしたら、すぐに人差し指でスロットルトリガーをすばやく握って放します。スライドコントロールは、アイドリングの位置に移動します。
-
ステップ 12/15: チェンソーを地面から持ち上げます
スロットルトリガーに触れないように注意しながら、チェンソーをゆっくりと地面から持ち上げます。
-
ステップ 13/15: チェンブレーキを解除します
チェンブレーキのハンドルを左手で自分の方に引いて、チェンブレーキを解除します。フロントハンドルから左手を放さないでください。「カチッ」という音がしたら、チェンはフリーになり、ガイドバーの上を回転することが可能になります。
-
ステップ 14/15: チェンオイルの吐出を点検します
始動前に、チェンオイルの出かたをチェックしてください。明るい色の背景(たとえば木の切り株または地面に置いた紙)に対してソーを保持し、スロットルを完全に握ります。少量の油が吐出されていれば、チェンオイルの供給に問題はなく、作業を開始することができます。
-
ステップ 15/15: 作業開始
これでチェンソー作業の準備は万端です。安全な作業方法に関するヒントは、取扱説明書を参照してください。
注意:
何か疑問点がございましたら、取扱説明書をご参照いただくか、あるいはSTIHL販売店にお尋ねください。
安全なチェンソーの使用方法につきましては、取扱説明書を必ずお読みください。