ソーチェンの正しい張り方を知りたい方は必見:クイックチェンテンショナー、サイド&フロントチェンテンショナーについてご説明します。
12.04.2024
ソーチェンには使用中に大きな負荷がかかります。刃が木材に食い込む度に、非常に高い負荷がソーチェンに一気に伝わります。そして摩擦、汚れ、切りくず、おがくずなどによって、チェンスプロケット、ガイドバー、ソーチェンでさらに機械的摩耗が生じます。従って、この摩耗を補整するためにソーチェンの張り直しが必要になるのは当然のことです。
ソーチェンがガイドバーの下側に密着していなくなったら、必ずソーチェンを張り直してください。ソーチェンが正しく張られていれば、チェンブレーキを解除した状態でガイドバーに沿って軽く手で引っ張ることができるはずです。また、ソーチェンは通常の運転時に熱くなり、伸びてしまうことにご注意ください。ソーチェンは、加熱されて伸びた場合にも張り直す必要があります。
運転温度でソーチェンを張った場合は、温度が下がった時点でソーチェンの張りを再び緩めるようにしてください。チェンの張りが強すぎると、ガイドバーとクランクシャフトベアリングに負荷がかかり、故障の原因となることがあります。
チェンソーで作業を開始する前に、毎回ソーチェンの張り具合を点検することをお勧めします。
重要:ソーチェンの張りを点検および修正する際は、ご自身の安全に注意してください。
クイックチェンテンショナーを装備したSTIHLチェンソーでは、どの機種でもソーチェンの張りを非常に素早く簡単に修正することができます。クイックチェンテンショナーを装備したSTIHLチェンソーには、MS 231 C-BEのように型式名に「B」が付いています。手順は以下の通りです:
エンジンを停止してください。バッテリーツールの場合はバッテリーを取り外し、電動ツールの場合は電源プラグを抜いてください。
チェンブレーキレバーを手前に引いて、チェンブレーキを解除してください。
クイックテンショナーのウイングナットのノブを起こして、ウイングナットを緩めてください。ただし緩めるだけにして、取り外さないでください。通常は1回転で十分です。
バーノーズを持ち上げて(特に長いガイドバーではバーのノーズ部分を持ち上げることが重要)、上の位置で保持してください。
調整ホイールを時計回りに回せるだけ回してください。
ウイングナットを手で再び締め付けてから、ノブ倒してください。
ウイングナットを締めたら、ガイドバーから手を離してください。
ソーチェンをガイドバーに沿って引っ張って、チェンの張り具合を点検してください。その際、必ず作業手袋を着用してください。ソーチェンは簡単に動かせなければなりません。さらに、ソーチェンがガイドバーの下側に密着している必要があり、ガイドバー真ん中の上側を引っ張った時に約5ミリメートル以上持ち上がらないことを確認してください。作業手袋を着用してソーチェンをガイドバーに沿って引っ張る代わりに、同梱のコンビレンチの軸を使用してガイドバーに沿って押すことができます。そうすれば、刃に直に触れることがないため、怪我のリスクが減少します。
大抵のSTIHLチェンソーに装備されているサイドチェンテンショナーは、チェンテンショナーの構成部品に簡単にアクセスでき、高温のエンジン部品に接触するリスクも低くなっています。
エンジンを停止してください。バッテリーツールの場合はバッテリーを取り外し、電動ツールの場合は電源プラグを抜いてください。
チェンブレーキレバーを手前に引いて、チェンブレーキを解除してください。
コンビレンチを使用して、チェンスプロケットカバーの固定ナットを緩めてください。ただし、ナットを完全に取り外さないでください。通常は1~2回転分緩めるだけで十分です。
バーノーズを持ち上げて(特に長いガイドバーではバーのノーズ部分を持ち上げることが重要)、上の位置で保持してください。
張り具合が適切になるまで、標準仕様のコンビレンチのドライバーで調整スクリューを時計回りに回してください。
ソーチェンを手でガイドバーに沿って引っ張り、ソーチェンの張りを均等に配分してください。その後、張り具合を必要に応じて少し修正してください。
コンビレンチで固定ナットを締め付けてください。
固定ナットを締め付けてから、ガイドバーから手を離してください。
ソーチェンをガイドバーに沿って引っ張って、ソーチェンの張り具合を点検してください。その際、必ず作業手袋を着用してください。ソーチェンは簡単に動かせなければなりません。さらに、ソーチェンがガイドバーの下側に密着している必要があり、ガイドバー真ん中の上側を引っ張った時に約5ミリメートル以上持ち上がらないことを確認してください。作業手袋を着用してチェンをガイドバーに沿って引っ張る代わりに、同梱のコンビレンチの軸を使用してガイドバーに沿って押すことができます。そうすれば、刃に直に触れることがないため、怪我のリスクが減少します。
フロントチェンテンショナーは、ごく少数のSTIHLチェンソーにしか装備されていません。チェンテンショナーの位置を除いて、作業手順はサイドチェンテンショナーの場合と同じです。
エンジンを停止してください。バッテリーツールの場合はバッテリーを取り外し、電動ツールの場合は電源プラグを抜いてください。
チェンブレーキレバーを手前に引いて、チェンブレーキを解除してください。
コンビレンチを使用して、チェンスプロケットカバーの固定ナットを緩めてください。ただし、ナットを完全に取り外さないでください。通常は1~2回転分緩めるだけで十分です。
バーノーズを持ち上げて(特に長いガイドバーではバーのノーズ部分を持ち上げることが重要)、上の位置で保持してください。
フロント調整スクリューの頭部から切りくずを取り除いてください。そして、張り具合が適切になるまで、相応のドライバーでスクリューを時計回りに回してください。
ソーチェンを手でガイドバーに沿って引っ張り、チェンの張りを均等に配分してください。その後、張り具合を必要に応じて少し修正してください。
コンビレンチで固定ナットを締め付けてください。
固定ナットを締め付けてから、ガイドバーから手を離してください。
ソーチェンをガイドバーに沿って引っ張って、ソーチェンの張り具合を点検してください。その際、必ず作業手袋を着用してください。ソーチェンは簡単に動かせるようでなければなりません。さらに、ソーチェンがガイドバーの下側に密着している必要があり、ガイドバー真ん中の上側を引っ張った時に約5ミリメートル以上持ち上がらないことを確認してください。作業手袋を着用してソーチェンをガイドバーに沿って引っ張る代わりに、同梱のコンビレンチの軸を使用してガイドバーに沿って押すことができます。そうすれば、刃に直に触れることがないため、怪我のリスクが減少します。
こちらから、STIHLチェンソーの取扱説明書をダウンロードできます。
エンジンを停止してください。バッテリーツールの場合はバッテリーを取り出し、電動ツールの場合は電源プラグを抜いてください。
チェンソーをしっかりした平らな台の上に置いてください。
チェンブレーキがかかっている場合は解除してください。
必ずガイドに従って作業してください。
必ず作業手袋を着用して、ソーチェンの鋭い刃で怪我をしないようにしてください。
チェンソーは常に、ソーチェンがガイドバーの下側に密着するように張る必要があります。運転温度でソーチェンを張り直した場合は、ソーチェンの温度が下がり次第張りを再び緩めてください。これにより、ガイドバーとクランクシャフトベアリングに過負荷がかかることが確実に防止されます。