チェンソーのメンテナンスで最も重要なポイント
チェンソーは使用中に大きな負荷にさらされます。メンテナンスを適切に行えば、高い性能が保証され、耐用年数が長くなります。
14.04.2024
チェンソーのメンテナンスを様々な間隔で実施
チェンソーが常に最適な切断性能を発揮し、長持ちするようにするには、使用前後に毎回チェンソーのメンテナンス・清掃を行うことをお勧めします。それに加えて、特定の間隔で追加のメンテナンス作業が発生します。すべてのメンテナンス作業とメンテナンス間隔の詳細情報については、お手元の製品の取扱説明書を参照してください。ご不明な点がございましたら、STIHL 販売店にお問合せください。
使用前後に毎回行うメンテナンス作業
- チェンソーを使用する前に、チェンソーが安全な状態にあることを確認してください。その際は目視点検を行って、 チェンソーと操作部に損傷がないこと、 そしてガイドバー、ソーチェン、チェンキャッチャー、その他のアクセサリーが正しく取り付けられていることを確認してください。
- スロットルトリガー、スロットルトリガーロックアウト、チョークレバー、停止スイッチ、マスターコントロールレバー(装備によって異なります)が正しく動くかテストしてください。
- チェンブレーキの機能をテストしてください。
- ソーチェンの状態(目立ての状態とチェンの張り)とガイドバーを点検してください。
- ソーチェンの潤滑が正常であることを確認してください。
- 燃料タンクキャップとオイルタンクキャップが閉まっていることを確認してください。
- チェンソーから燃料が漏れないようにしてください。
- 使用後はチェンソーを清掃して、切りくずや埃を取り除いてください。
定期的なメンテナンス作業
- ガイドバー(スプロケットノーズ、オイル流入穴、バー溝)、チェンスプロケットカバー、シリンダーフィン、フードおよびフィルターカバーの内側を定期的に清掃してください。
- ソーチェンの交換および目立てをする度に、ガイドバーを裏返して、必要に応じてバリを取ることをお勧めします。
- 新しいソーチェンの場合は、慣らし運転後にソーチェンの張り具合を点検してください。また、チェンオイルなしでは絶対に作業しないでください。
チェンソーの清掃が必要な理由
チェンソーを適切にお手入れするには、使用する度に清掃する必要があります。特に、樹脂による汚れがおがくずやチェンオイルと混ざると、大きな問題になることがあります。樹脂の汚れは時間が経過すればするほど、ハウジング、ガイドバーやスプロケットノーズに頑固にこびりつくようになります。樹脂の痕跡はどれも早めにバーとハウジングから取り除くことをお勧めします。
ひと目で分かる:電動・バッテリー・エンジンチェンソーのメンテナンス
バッテリーチェンソーのメンテナンスと清掃
上記の作業に加えて、バッテリーチェンソーでは以下の作業手順を踏むことをお勧めします:
- バッテリーコンパートメントから異物を取り除き、バッテリーコンパートメントを湿らせた布で清掃する。
- バッテリーコンパートメントの電気接点を刷毛または柔らかいブラシで清掃する。
エンジンチェンソーのメンテナンスと清掃
エンジンチェンソーでは、さらに以下の作業手順が加わります:
- 燃料タンクおよびチェンオイルタンクに漏れがなく、燃料やチェンオイルが漏れていないことを点検する。
- エアフィルターおよびエアフィルターハウジングを定期的に清掃する
- スパークプラグの摩耗を定期的に点検し、カーボンを除去する
知っトク情報:チェンソーのメンテナンスと清掃を定期的に行うことで、チェンソーの機能が完全に確保され、安全に作業できるようになります。エアフィルターやスパークプラグが汚れていると、出力が低下し、摩耗が進み、使用年数の経過と共に始動が困難になり、出力が失われます。欠陥が判明した場合は、お近くのSTIHL 販売店 へお問合せください。
STIHLチェンソーの取扱説明書
こちらから、STIHLチェンソーの取扱説明書を快適にダウンロードできます。
要約:チェンソーのメンテナンス
- チェンソーは定期的にメンテナンスする必要があります。一部の作業は使用前後に習慣として行い、その他の作業はそれより長い間隔で実施してください。
- すべてのメンテナンス作業とメンテナンス間隔の詳細な概要については、取扱説明書を参照してください。
- STIHLでは、特定のメンテナンス作業は正規販売店にご依頼いただくことをお勧めしています。これに関する詳細情報は、取扱説明書をご覧ください。
- 正規販売店は、チェンソーの適切なメンテナンスに関するあらゆるご質問にお答えいたします。メンテナンスも承っておりますので、お気軽にご相談ください。
- チェンソーの性能を長期間にわたって維持するには、メンテナンスに加えて、正しい保管方法も重要になります。