知っトク情報
全てのSTIHL バッテリーは、工場出荷時に30%の充電レベルで販売店に配送されます。STIHL バッテリーが販売店で比較的長期間保管された場合も、自己放電から効果的に保護されます。
ここでは、リチウムイオンバッテリーの正しい充電方法と注意点についてご説明します。
25.04.2024
STIHLリチウムイオンバッテリーは、初めて使用する前に80~100%まで充電してください
安全技術によって、リチウムイオンバッテリーの過熱が防止されます
夜間に充電しても安心です
リチウムイオンバッテリーは湿気、熱および低温から保護してください
購入後にバッテリーを完全に充電する必要があるという説は、最新のリチウムイオンバッテリーには当てはまらなくなっています。ですが、バッテリーが長持ちするようにするには、いくつかの点に注意する必要があります。
STIHL バッテリーは、+5~+40℃の範囲で問題なく充電することができます。保管に適した温度範囲はさらに広く、-20~+50℃で可能ですが、限界温度付近になると機能が損なわれます。
また、STIHL充電器も安全に貢献しています。比較的長時間使用した後、バッテリーの温度が高すぎる場合は、特定の温度に達するまで充電が開始されることはありません。
リチウムイオンバッテリーは大事に扱い、適切に充電する必要があるため、ヒーターの上には置かないでください。温度が高すぎる場合だけでなく、低すぎる場合もバッテリーに悪影響が及ぶ可能性があるため、常に許容温度範囲に注意する必要があります。
バッテリーは、普通の室温または穏やかな外気温度で充電するのが一番です。
最新のリチウムイオンバッテリーは、初めて使用する前に80%まで充電するだけで十分です。その所要時間はバッテリーに応じて30分~4時間半かかります。
かつて、充電中はバッテリーをヒーターの上に置いた方がいいと言われていたこともありました。熱を加えることで電気的活動が活発になり、それによって充電時にバッテリーにかかる負荷が軽減され、寿命が延びると考えられていました。また、完全に放電したバッテリーも加熱することで復活させることが可能であるとさえも言われていました。今日では、この理論が間違っているだけでなく、バッテリーに悪影響が及ぶことも判明しています。
充電時および放電時には、イオンが電流方向に応じて一方の電極から他方へ移動します。その過程でバッテリーの温度が上がりすぎると、粒子が加速して物質が分解し、寿命が短くなります。バッテリーが激しく過熱すると、最悪の場合は可燃性ガスが発生することもあります。こうなるとバッテリーはもう使えなくなってしまいます。原則的に、バッテリーの許容温度範囲を常に確認することをお勧めします。
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全てのSTIHL バッテリーは、工場出荷時に30%の充電レベルで販売店に配送されます。STIHL バッテリーが販売店で比較的長期間保管された場合も、自己放電から効果的に保護されます。
充電中にバッテリーの温度が上がるのは普通のことで、心配する必要はありません。STIHLの高品質バッテリーは過熱から保護されており、基本的に安全です。完全に充電されると、充電が自動的に終了するため、充電時間が長くなりすぎる心配はありません。模倣品や模造品では、危険性が高くなります。その場合は、強い発熱によってバッテリーが破裂する可能性があります。
バッテリーの温度が許容温度範囲の何倍にもなると、発熱が更なる発熱を招く化学的な発熱反応、すなわち「熱暴走」が起こります。バッテリー内の発熱が制御不能に陥り、最終的にはバッテリーコアが溶解します。
結論:バッテリーの火災の危険性は、今でも多くのユーザーに関係するトピックです。最新のSTIHL バッテリーなら心配ご無用です。
STIHLの高品質バッテリーツールには数多くのメリットがあり、リチウムイオンバッテリーでは火災の危険性が低いこと、過放電から最適に保護されること、効率的なバッテリー管理システムにより温度が監視されることなどが挙げられます。
過充電や過度の発熱を防止するため、STIHLバッテリーには最高レベルの安全要件を満たすリチウムイオンセルのみが使用されています。
STIHLのバッテリーと充電器には、過充電と強い発熱を防止する保護機構が備わっています。
バッテリーに搭載されている個々のセルが、バッテリー管理システムによって監視されます。ここでは、内蔵センサーがバッテリー内で温度が最も高い箇所の温度を測定し、温度が高すぎると充電プロセスが中断されます。
最新のリチウムイオンバッテリーでは、火災の危険が極めて低くなっています。それには、内蔵型のバッテリー管理システムなどが貢献しています。これにより、過充電とそれに伴う強い発熱が防止されます。
リチウムイオンバッテリーのエレクトロニクスは、バッテリーが比較的長時間使用されていないと、バッテリーを自動的にスリープ状態にします。これにより、有害な過放電が防止されます。
STIHLの全バッテリーツールで使用されている最新のリチウムイオンセルは、初めて使用する前に完全に充電する必要がなく、わずか数時間以内に使用できるようになります。その理由は、STIHLバッテリーの自己放電量はごくわずかであるためです。1年間の容量損失は約1~3パーセントにすぎません。
リチウムイオンバッテリーにはメモリー効果がありません。メモリー効果とは、部分放電によるニッケルカドミウムバッテリー(NiCd)の容量損失のことを指します。この現象では、バッテリーが充電で使用した電力量を記憶してしまい、時と共に本来備わっている容量ではなく、直前に使用した容量しか供給しなくなります。
バッテリーが熱くなったときに備えて
バッテリー、充電器と作業機器では電気的な安全措置が講じられており、過熱が防止され、重要なポイントで機能が自動的に停止するようになっています。万が一過熱が発生した場合に備えて、どのバッテリーセルも頑強で難燃性のハウジング内に設置されています。
リチウムイオンバッテリーの最適な保管温度として、当社では約20℃の周囲温度を推奨しています。基本的に、バッテリーは-20~+50℃で保管できますが、限界値付近になると機能が損なわれ、寿命が短くなる可能性があります。そのため、リチウムイオンバッテリーを正しく保管することをお勧めします。
急速充電器AL 300などの充電器は、内蔵型冷却空気システムを使用して、バッテリーを自ら冷却します。当社のバッテリー充電器をご覧ください:
バッテリーの4つのLEDは、充電レベルだけでなく、ツールやバッテリーの障害も表示します。表示するには、バッテリーのボタンを押してください。LEDが緑色で点灯し、充電レベルが表示されます。1つのLEDだけが緑色で点滅している場合は、残量が少なくなっていることを示しています。
バッテリーが充電器に差し込まれている場合も、緑色のLEDによって充電レベルが表示されます(LEDが点灯していない場合は、充電が完了していることを意味します)。LEDが緑色ではなく赤色で点灯または点滅している場合は、障害が発生していることを示しています:
LED表示
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意味 |
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バッテリーを充電してください。 |
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バッテリーの充電レベルは20~40%です。 | |
バッテリーの充電レベルは40~60%です。 | |
バッテリーの充電レベルは60~80%です。 | |
バッテリーの充電レベルは80~100%です。 | |
バッテリーの温度が高すぎるか、低すぎます。 | |
バッテリーツールの温度が高すぎます。 | |
バッテリーツールに障害が発生しています。 | |
バッテリーに障害が発生しています。 |
バッテリーのLED表示によって、充電レベルまたは障害が通知されます。
リチウムイオンバッテリーの動作原理と、このバッテリーの機能をサポートしているSTIHLのインテリジェントなシステムなどの詳細については、バッテリーの基礎知識に関する記事をご覧ください。
バッテリーの充電に必要な時間は、バッテリー容量によって異なります。大抵の場合、80%までの充電にかかる所要時間は30分から4時間半です。この充電レベルであれば、初めて使用する場合でも問題なく使用できます。100%まで充電する場合はもう少し長くなりますが、具体的な時間はバッテリーのタイプによって異なります。
リチウムイオンバッテリーが普通の充電器で充電できるかどうかは、バッテリーによって異なります。リチウムイオンバッテリーを充電するには、特別な接続口が必要になることが少なくありません。これは多くの場合、バッテリーを使用する製品に左右されます。従って、充電には適切な充電器が必要です。
リチウムイオンバッテリーの正しい充電方法は、3つのポイントで解説することができます。まず、温度が+5~+40℃の範囲内にあるようにしてください。次に、バッテリーが湿気から保護されていることを確認してください。そして、バッテリーを適切な充電器に接続してください。STIHLリチウムイオンバッテリーには最新の安全技術が搭載されており、過熱から保護され、電流の流れが自動的に制御されます。初めて使用する前に、バッテリーを80%~100%まで充電してください。
昔はバッテリーの温度が供給電力量に影響を及ぼし、熱を加えることで電気的活動が活発になると考えられていました。完全に放電したバッテリーを加熱することで、復活させることが可能であるとも言われていました。今日では、この理論は間違っており、バッテリーをヒーターなどで加熱すると性能が損なわれることが判明しています。
リチウムイオンバッテリーは、+5~+40℃の温度で充電してください。
バッテリーの充電時間が長すぎると、模倣品や模造品では危険になる可能性があります。高品質バッテリーは基本的には過熱から保護されていますが、欠陥がないと言い切ることはできません。