機械および作業エリアの準備

機械と作業エリアの準備

刈払機を始動または操作する前に、まず、作業を行う場所が安全であることを確認してください。エンジンを始動する前に、必ず取扱説明書をよく読み、安全上の指示をお守りください。

少なくとも、次の安全対策を講じてください。

  • 刈払機は、エンジン始動とともに、有害なガスを排出します。これらのガスは、無臭で目に見えない場合があります。そのため、密閉された場所や換気の不十分な場所では、決して刈払機を使用しないでください。必ず、風通しの良い屋外で使用してください。
  • 作業を行う場所の足場を確認してください。地面が滑りやすかったり、濡れていたり、雪や氷で覆われたりしている場合、または、斜面や平坦でない地面で作業を行う際は、滑落の危険があります。また、つまづくおそれがありますので、木の切り株や根などの障害物に注意してください!
  • 作業者以外の人が近くにいる場合、特に子どもが近くにいる場合は、作業を行っている場所から遠ざけてください。飛散物でケガをする危険がありますので、半径15 m以内に誰も立ち入らないようにしてください。また、物損が生じるおそれがありますので、自動車や窓などからも同じように距離を置いてください。
  • 刈払機が運転できる状態であることをチェックしてください。機械の取扱説明書の該当するページを必ずお読みください。
    • カッティングアタッチメント、飛散防護カバー、ハンドル、およびハーネスの組み合わせが適切なものをご使用になり、すべて正しく取り付けられていることを確認してください。
    • コンビスイッチ/ストップスイッチは、STOPまたは0の位置までスムースに動くことを確認してください。
    • スロットルトリガーインターロック(装備モデルの場合)およびスロットルトリガーは、スムースに動くことを確認してください。スロットルトリガーはアイドリング位置に設定する必要があります。
    • スパークプラグが正しく取り付けられていることをチェックしてください。これが緩んでいる場合、接触すると燃料混合気に発火するおそれがあり、火災の危険があります!
    • カッティングアタッチメントが正しく取り付けられていることをチェックしてください。
    • 防護装置(たとえば飛散防護カバー)のダメージまたは磨耗をチェックしてください損傷した部品は交換してください。損傷・磨耗した飛散防護カバーは決して使用しないでください(文字や矢印がはっきりと見えない場合)。
    • 一体型のコントロールグリップの安全装置は、決して改造しないでください。
    • 機械を適切にコントロールできるように、ハンドルにオイルや汚れが付着している場合は、きれいに取り除き、乾かしてください。
    • ハーネスおよびハンドルは、作業者の体型に合わせて調整してください。
Vorbereiten

STIHL刈払機に混合燃料を給油したら、次のステップはエンジン始動です。

燃料補給をしていただければ、刈り払い機はスタートできます。

機械を始動する際は、作業者の安全のために、以下の安全上の指示に従ってください。

  • 燃料を補給する場所と作業を行う場所との間は、少なくとも3メートルの距離を置いてください。
  • 作業場で障害物(例:枝)が存在する可能性をチェックしてください。避難経路は、不測の事態が生じないように、その経路が必ず利用できることを確かめておいてください。滑りやすい場所、起伏のある場所、または凍った場所は危険ですので、避けてください。
  • 近くに誰もいないことを確かめてください。ただし、作業は決して1人で行わず、緊急時に助けを得られるように、呼べば気が付く距離に必ず誰かがいるようにしてください。

これらの要件がすべて満たされましたらエンジン始動を開始してください。