FS 90 で示す始動手順

ステップ 1/14: 刈払機を地面に置く

刈払機を安全に地面に置いてください。エンジンのスタンドおよび飛散防護カバーを接地してください。エンジンが始動するとカッティングアタッチメントが回転を始める場合があるので、カッティングアタッチメントが地面やその他の物に触れることのないようにしてください。機械から半径15 ｍ以内には誰も近づかないようにしてください。足元が安定していることを確認してください。

ステップ 2/14: スロットルトリガーインターロックおよびスロットルトリガーを握る

スロットルトリガーインターロックとスロットルトリガーを順に握り、両方を握り続けます。

ステップ 3/14: コンビスイッチをSTART位置に合わせる

マルチファンクションハンドルのコンビスイッチを、STARTの位置にスライドさせ、その位置を保持してください。

ステップ 4/14: スロットルの始動位置

スロットルトリガー、コンビスイッチ、およびスロットルトリガーインターロックの順に放します。これで機械のスロットルは始動位置になります。

ステップ 5/14: チョークシャッターノブの設定

エンジンが冷えている場合、チョークシャッターは閉じていなければなりません。チョークレバーを適切な位置に動かして閉じてください。

ステップ 6/14: 燃料ポンプを押す

燃料が満タンの場合でも、燃料ポンプを5回以上押してください。これにより、始動ストロークの回数が減り、始動がより簡単になります。

ステップ 7/14: 刈払機をしっかりと地面におさえる

足元が安定していることを確認し、刈払機が平らなところに置かれていることを再度チェックしてください。機械を地面にしっかりとおさえ、始動時に倒れることのないようにしてください。カッティングアタッチメントと地面の間に障害物がないことをチェックしてください。

ステップ 8/14: スターターロープを引く

最初にクランク圧を感じる位置まで右手でスターターハンドルをゆっくりと引いてください。次に、すばやく、力を込めてスターターハンドルを引いてください（なるべくまっすぐ上に引くようにしてください）。ロープを完全に引き出さないでください。スターターハンドルが急に戻らないように注意し、スターターロープが正しく巻き取られるようにしてください。

ステップ 9/14: エンジンの初爆

エンジンが初爆した時、あるいはロープを5回引いたら、チョークシャッターノブを動かして、チョークを開けてください。

ステップ 10/14: スターターロープを再度引く

スターターロープを再び引いてください。エンジンが始動します。

注意:
刈払機が始動しない場合は、取扱説明書を参照して、正しい手順に従っていることを確認してください。それでも刈払機が始動しない場合は、スチール販売店にご相談くださるようお願いいたします。スチール販売店は、適切な対応をさせていただきます。

ステップ 11/14: スロットルトリガーを握る

エンジンが始動したら、ただちにスロットルトリガーを握ります。コンビスイッチは運転位置（I）に移動しますと、エンジンはアイドリング状態となり、カッティングアタッチメントの回転が止まります。

ステップ 12/14: 刈払機を地面から持ち上げる

スロットルトリガーに触れないように、刈払機をゆっくり地面から持ち上げます。誤ってトリガーを作動させてしまうことのないようご注意ください。

ステップ 13/14: 作業開始

これで刈払機を使用することができます。

ステップ 14/14: 機械の停止

マルチファンクションハンドルのコンビスイッチを停止マーク（0）にスライドさせます。